【宮城県女川町視察研修を実施】
4月18日、経営対策委員会の視察研修で、宮城県牡鹿郡女川町の復興状況確認及び防災学習のため3度目となる訪問と、津波により甚大な被害を受けた荒浜地区にある震災遺構荒浜小学校を10名で訪問しました。女川町は約18mの津波に襲われ、海抜16mの高台にあった旧女川町立病院も1階部分が飲み込まれ、町は壊滅状態に陥りました。震災から13年経った今、女川町は「防潮堤のない町」として復興まちづくりの成功例と称されており、テナント型商業施設の建設が行われ、著しい復興を垣間見ることができました。津波の避難には「高さ」が絶対条件とし、女川町全体で土地の嵩上げが行われています。女川町では「とにかく高台へ避難する」ことであり、避難指定場所であっても職員を残さず「率先避難者」として町民を高台へ誘導することで犠牲者ゼロを目指す方針で避難訓練等に取り組んでいるとのことでした。
荒浜小学校のある荒浜地区は800世帯2200人の暮らす集落でしたが、約9mの津波が町を襲い、小学校以外の建物は一瞬にして消失しました。震災当時、周辺には避難施設がなく、
高い建物は荒浜小学校だけだったそうです。避難マニュアルでは内陸の中学校まで避難することになっていたそうですが、徒歩で20分かかること、津波到達までの時間を鑑みた結果、避難は間に合わないと判断、生徒・避難者を含め小学校に残る決断を当時学校長である川村氏が下しました。この判断により、小学校に避難した320名の方の命が守られ、内陸に避難をした方は津波に飲まれてしまった方も多くいたそうです。必ずしもマニュアルが正しいとは限らない。情報を収集し、日頃からどう備えるかが重要だと強く訴えていました。
東日本大震災を経験された方に共通する点は「これほどの大きな津波が来るなんて思わなかった」ということでした。「ここまでは来ないだろう」という先入観により避難が十分ではなかったことで命を落とされた方が沢山いたそうです。先日、南海トラフ地震の被害想定は更新され、以前よりも被害想定が大きくなっています。しかし、南海トラフは想定を大きく上回り我々を襲う可能性は十分に考えられます。東日本大震災から学び、必要以上に高台への避難を意識して避難場所を予め確認するなど、日頃より防災意識を高め、備えを行う必要があることを深く実感する研修となりました。
【ゴルフコンペを開催】
4月13日、第35回ゴルフ同好会コンペを新奈良ゴルフ?楽部にて6組23名の参加で開催しました。比較的距離の短いホールがあり楽しくプレー出来ましたがその分グリーンは難しく皆さん苦労されてました。
今回はダブルペリアの上限なしでしたが、やはり実力者の北野会長がネット73・8で優勝されました。当日、雨が心配でしたがほぼ曇りで楽しく和気あいあいと交流を深めることができました。

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